マイルトリップのYUKOです。
2017年の年末にタイ国際航空のロイヤルファーストクラスに搭乗したのですが…なんともまぁ、噂どおりのゴージャス空間だったので若干興奮気味に搭乗記を書いてみたいと思います。
タイ国際航空ロイヤルファーストクラス発券の様子を予備知識として事前にお読みいただければ、なおのこと楽しめるかと。参考になれば幸いです!
Contents
チェックイン・保安検査もロイヤルファーストクラス専用
関西国際空港到着後、ファーストクラス専用のカウンターで搭乗手続きを済ませた後、出発ゲートへ。ファースト専用レーンに案内され、かなりスムーズに保安検査場を通過しました。
保安検査場通過後はウィンドウショッピングを楽しみ…
モノレール?のようなもので搭乗口付近へと移動します。さすが関西国際空港…広いです。
関西国際空港のロイヤルオーキッドラウンジはファースト専用部屋がある
モノレール?を降りてしばし歩いたのちに左側に見えてきたのがタイ国際航空専用ラウンジ「ロイヤルオーキッドラウンジ」です。パネルのお姉さんも美しい!
ちなみに、ロイヤルオーキッドラウンジは日本発便のファーストクラス、ビジネスクラス、ロイヤルオーキッドプラス(ROP)ゴールドメンバー、STARゴールドメンバーの方が利用できます。座席種別と空港ごとの利用可能空間はこちら。
※ タイ国際航空のホームページより転載
受付を終えるとスタッフの方が案内してくれました。ご覧のとおりラウンジは細長い作り。
どんどん進むと…奥の扉には「ROYAL FIRST」の文字が。ここから先はロイヤルファーストクラス搭乗者しか入れない空間です。
羽田空港の国際線ANAラウンジのような広々とした空間を想像している方…拍子抜けますのでご注意を。
すでに中に数組の方がいらっしゃったのでお部屋の写真がとれなかったのですが、座席数も少なく小さな空間でした。
スタッフの方が持ってきてくれたドリンクとともに、大きな窓から見える飛行機をみながら搭乗の時間を待ちます。お菓子も置いてあったのですが、機内食が入らなくなるのでガマンです。ちなみに、ホットミール等の提供はありません。
関西国際空港のロイヤルオーキッドラウンジ、一般的なカードラウンジに雰囲気は似ていて特別ゴージャスということはありませんが、限られた人しか入れないという意味での特別感を味わいたいのなら、ぜひ。
優先搭乗でスムーズに機内へ
時間になったのでいざ搭乗口へ。もちろんロイヤルファーストクラス搭乗者は優先搭乗なので待たされることなくスムーズに搭乗できます。
列になって並んでいる方を横目に…ロイヤルファーストクラス搭乗者は先に仕切りテープの中に通され、座って待機させてもらえましたよ。
機内に入る前の案内板です。ロイヤルファーストクラスがいわゆるファーストクラスで、ロイヤルシルクがビジネスクラスと同格なのです。いよいよ機内へ。
関西国際空港発バンコク行き エアバスA380 ロイヤルファーストクラスの機内
広々としたシートが快適!
待ちに待った機内!一生に一度は乗ってみたい!と思っていたファーストクラスがついに実現です。ああ、感慨深い…。
ゴージャスと噂のタイ国際航空エアバスA380ロイヤルファーストクラスのシートはこちら。「広ーーーーい!」というのが第一の感想でした。体格のいい男性でも余裕のスペースですよ。これ。
特別感、伝わるでしょうか。機内のインテリアも素敵です。マスタードイエローとパープルがアクセントになった南国を思わせるデザイン。
私は右窓側2列目の座席「2K 」を事前に予約していました。お友達やパートナーと一緒であれば中央の座席がおススメ。
こちらは座席のリクライニングを調整するリモコン。多機能なの、わかりますか?頭部、肩、背、足まで全部動くのです。微調整ができるシートなんですよ。
もちろんフルフラットにもなります(大事なポイント!)。ボタン一つでシートの位置が調整できるんです。
目の前のディスプレイもちょうど見やすい大きさ。快適なシートに身をゆだねながら…ゲームを楽しむ時間がなんと有意義だったことか。
アメニティは…なんとリモワのスーツケース!
さて、気になるアメニティは…なんとリモワ!リモワのミニスーツケースでした。アメニティポーチは布製のものが多いのですが、リモワのミニスーツケースはハードな作り。まるで本当のスーツケースのようなデザインがかわいいですよね。
ファンの間ではこのアメニティは大人気。ヤフオクでも高値で取引され、コレクターもいるほど。全色揃えたくなる気持ち…わかります。
ファーストクラス限定で提供されるリモワのアメニティは座席によって色が違う様子でした(選べません)。私が今回いただいたのはイエローグリーンの蛍光色。タイ国際航空のマークもついています。
ヘッドホンも素敵。オンイヤータイプのヘッドホンでした。
ウェルカムドリンクはなんとドンペリ!
サイドには南国らしいデンファレのお花!
そして、ゴールドの箱の中はウェルカムスイーツ。ナッツの入ったスポンジケーキでした。美味しかった!
そして、ウェルカムスイーツと一緒にいただいたのが…ドンペリ!ドン・ペリニヨンです!普段は飲めないシャンパン、なんとおかわり自由。
調べてみたところ、2万円弱の価格で販売されているもののようでした。ああ、もっと飲んでおけばよかったか…。
CAさんがかわるがわる挨拶に来られた後、機体もスムーズに離陸し、いよいよ楽しみにしていたディナータイム。テーブルセッティングも素早く行ってくださいました。
フルコースディナーのメインはロブスター
タイ国際航空の機内食は数日前からタイ国際航空のホームページからオーダーができる仕組み。オーダーできるメインディッシュのメニューはこちら。私はロブスターを選択していました。
こちらは前菜。
お肉もやわらかくておいしかったです。
そしてメインのロブスター!えびの甘みが口の中に広がります。身がしっかり詰まっていて食べ応えがありました。
パン&バター大好きなのですが、とても入らない…。すでに満腹です。バターもカワイイですよね。
メインの後のフルーツ&チーズ。ちょっとした口直しという感じのモノでもないです。結構ガッツリ(もう入りません)。チーズも数種類あって楽しめましたよ。(食べかけのチーズの写真しかなく…すみません)
ドンペリの後は赤ワインを少しだけ。
そしてデザート。「もうお腹いっぱいでとても入りません!」とお伝えしたのですが、「じゃあ、どっちかひとつにする?」と持ってきていただいたのが抹茶のティラミスと和菓子でした。本当は両方持ってきていただけるみたいです。
和菓子という気分ではなかったのでティラミスを選択。普通に…美味しかったですよ。ただ、満腹すぎてとにかく食べるのに必死。
食後のコーヒーもいただいたのですが、優雅に飲める状態ではなく(食べ過ぎて苦しい)。身体を休めるためにフルフラットのシートでしばし横になり休憩。ふぅ、満腹・満足です!
無駄に広すぎると噂のレストルーム
タイ国際航空のロイヤルファーストクラスは「一体何のためのスペース?」と思わずにはいられない空間があるというのは噂に聞いていました。レストルームに入る前にもベンチシートらしき空間があるのですが、入った後も広い!
国内線と比較すると4倍以上はあるのではないでしょうか。
レストルームに入ってすぐの空間がこちら。着替えも余裕のスペース。
その奥。
洗面台も広々!
ナプキンアートも手が込んでいます。
ファーストクラス搭乗者がそんなに多くないこともあって、フライト中にレストルームが混むこともなく快適でした。国内線だと列ができていることもありますからね。
着替えやお化粧直しもセカセカせずにゆったりとできます。
20MBのフリーWi-fiでインターネットも楽しめる
ロイヤルファーストクラス搭乗者にはフリーWi-fiがついていました。20MBなのでインターネットで動画を観たり、ダウンロードしたりという用途には向きません。ちょっとしたメールのやり取り、SNSへの投稿、調べもの等なら十分かと。入国手続きに必要な書類の書き方を検索するだとか、わからない英単語を調べるというのにも使えますね。
携帯やパソコンが自動で同期を始めてしまう(バージョンアップやオンラインストレージの同期など)設定にしているとすぐに容量使ってしまいますので注意が必要です。
フライト時間約6時間半。食べて、休んで、ゲームして…と過ごしているとあっという間に到着します(ほとんど食べる時間だったような)。
フルフラットシートのおかげでフライトの疲れもなし。長時間のフライトだとフルフラットの座席とそうでないのとでは到着時の体力に大きく差があるような気がします。
着陸間近になるとCAさん達が挨拶に来てくださいました。男性CAさん、女性CAさん、みなさん気さくな方ばかり。タイ国際航空のロイヤルファーストクラス、最高でした!
窓から見えるバンコクの夜景も素敵。この夜景を楽しみたいなら往路フライトはぜひ右側の座席を。
到着後もVIP対偶!
ロイヤルファーストクラス搭乗者へのVIP対偶はフライト中だけにとどまりません。機体を降りた後に待っていたのはロイヤルファーストクラス搭乗者専用のカート。
手荷物も一緒に出口まで運んでくれました。
写真から伝わるでしょうか。空港内をビュンビュン飛ばして進んでくれます。私は一番後ろの座席に座っていましたが、髪がなびくほど速い!
カートのおかげで、広いスワンナプーム国際空港内もほとんど歩いていません。出国手続きももちろんロイヤルファーストクラス専用レーンでスムーズ。全然並ばないのでストレスフリーです。
そして驚くべきことに…なんとタイ国際航空のスタッフ、出国手続きへの案内や終了後のバゲージクレームまでつきっきりで居てくれます。
「どんな荷物なの?」と聞かれ、私の荷物を受け取る準備をしてくださいました。ロイヤルファーストクラスなので荷物は最初に出てきます。
受け取った後、まだ一緒についてくださる!!カートで荷物を運んでくれたので私は歩くだけ。
ロイヤルファーストクラス搭乗者全員に1人ずつのスタッフがいたとは思えないのですが、ホテルからのお迎えリムジンが到着するまで(つまり外まで)ずーーーーっと付きっきりで居てくださいました。
本当にVIP対偶。
無事にホテルからのお迎えが来たのでここでお別れです。タイ国際航空のスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。
人生初のファーストクラスでしたが、ここまで素敵なものだとは。「一生に一度は…!」と思っていましたが、いやいや。何度でも経験したい素晴らしい体験でしたよ。
女性ひとり旅でも安心して楽しめたロイヤルファーストクラス。ホントおススメです。
よりファーストクラスを楽しむためのポイント
さて、ここでいくつかファーストクラスを楽しむためのポイントをまとめてみたいと思います。
使えるラウンジを事前に確認しておく
出発する空港によってラウンジの質はかなり異なりますので、事前にチェックすることをおススメいたします。例えば、羽田・成田発のファーストクラスを利用する場合はANAスイートラウンジも利用できます。ANAスイートラウンジはANAダイヤモンドメンバーもしくはスイートラウンジ利用券がなければ利用できない特別空間ですから、ぜひ利用したいですよね。
自宅からの最寄り空港が地方空港で羽田・成田・関空等を経由しなければならない場合、どの空港から出発する便を選んだ方がいいのか気になるところかと思いますが、フライト時刻の他にも利用できるラウンジで経由地を決めるのもひとつの手だと思います。
どうせならファーストクラスでなければ入れない空間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最新の機体が使用されているフライトを選ぶ
これ、とても重要なポイントだと思っています。「ファーストクラスならどのフライトでもいい!」というのはもったいないと個人的には思います。フライトを選べる環境があるならぜひ最新の機体を選んでください。最新機体はインテリアや座席の質が格段にグレードアップしているのですから。
ファーストクラスを利用する機会が豊富にあるなら最新機体とそうでない機体を比較するのも楽しいかもしれませんが、数少ないファーストクラスの経験をより貴重なものにしたいのなら要チェックポイントです。
ちなみに2018年2月現在、タイ国際航空の最新機体はエアバスA380です。この機体が使用されている路線は成田・関空発着の便。
(※ タイ国際航空のホームページより引用)
私は地方空港からの出発だったので大型空港を経由しなければならなかったのですが、エアバスA380に乗りたい理由一心で関空発にしました。空席状況にもよりますが参考までに。
窓からの景色を楽しみたいなら座席の位置も大事
日本初バンコク行き路線の場合、窓から夜景が楽しめるのは右側の座席です。復路だと左側となります。
右側の座席は前方、中央、後方と3席ありますが、こちらはお好みでいいかと思います。
どなたかのブログに「前方はトイレが近いためおススメしない。臭う。」と書かれていたのですが、右側の座席はそうでもないのでは…と。ちなみに、お手洗いに一番近いのは左側最前列(1A)の座席です。
食事は事前予約がおススメ
ファーストクラス搭乗者には「ファーストクラス事前予約スペシャルミール」という特別メニューが用意されています。フライト48時間前までにリクエストすることが必要ですが、通常メニューにはないメインディッシュが提供されます。
バンコク行きのファーストクラス事前予約スペシャルミール(日本語版)の内容はこちら。
ちなみに、機内のメニューはこちら。
内容が全っっ然違います。タイ国際航空ホームページの予約も簡単ですので、ぜひ。
タイ国際航空のロイヤルファーストクラス、本当に最高の経験でした。復路路線もすごかったのですがそれはまた次の記事にまとめますのでお楽しみに!